
ディスポーザー設置方法
ご自身でのディスポーザー設置をご検討中の方向けに、
ディスポーザーの設置方法をご案内します。
ディスポーザー設置手順
EZマウント・連続投入方式ディスポーザー
(アナハイム製 GG-550)
EZマウントタイプ・ディスポーザーの設置概要を見ていきます。数回の施工で設置のコツを会得すれば、EZマウント方式はさほど設置の難易度は高くはありません。
必ず施工マニュアル・Sトラップ・専用部材・ディスポーザー用の配管接続部材を使用し、事前に現地調査の上、工具や部材、養生の準備を万全に取組んでください。
※継続的に取扱いを考える業者様はメーカーまたはディーラーから設置基本研修を受けることをお勧めします。
※詳しくはご相談ください。集合住宅等のディスポーザ標準装備マンションのメンテナンス方法も研修可能です。
※3点ボルト式のディスポーザーは設置の難易度が高くなります。
設置工事する前に用意するもの | ||
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必要工具 | 必要部材・道具 | 電気部材 |
パイプレンチ / 金ノコギリ / メジャー 引掛けスパナ / 電工ペンチ / ライト 万能ハサミ / プラスドライバー マイナスドライバー |
塩ビボンド / シールテープ 養生用シート (新聞紙) 配管接続専用部材 バケツ / 雑巾 |
圧着端子 / Y端子 / コードクリップ コード / モール |

ディスポーザー設置前です。
集合住宅でよく使用されているキッチンのディスポーザー設置例を見ていきます。

まず配管を垂直に切断します。
設置後のディスポーザーに本体や排水ホースが接触しないように長さを考えます。
縦管上部に配管洗浄用のお掃除口が付いてますのでここは残すことにします。

配管を外し排水栓を取り外します。排水栓に水がたまっている為、こぼれないように注意が必要です。

排水栓取外し後のシンク排水口をよく拭いて乾燥させます。
シンクアダプター
(排水口の口径差を埋めるアダプター)を装着します。
※この場合は180mmのシンクアダプター

シンクフランジ用ゴムパッキン、シンクフランジを装着します。

下からシンクアダプター、ガスケット(パッキン)を入れサポートリングで締め付けます。手できつく閉め、引掛けスパナで45度~90度程度締め付けます。

マウントリング、クッションマウントを装着します。
クッションマウントとシンクフランジの凹凸がしっかりはまっているか厳重に確認します。

ディスポーザー本体を装着します。ディスポーザー排出エルボをつかみ、肘を膝につけてテコの原理を応用すると比較的容易に持ち上げられます。 (6kg超のディスポーザーの場合はジャッキアップを使用します。)

ディスポーザーの最終位置をよくイメージして、
Sトラップを装着します。
※Sトラップは害虫と臭気防止の為、必ず使用します。

ディスポーザー用排水ホースと配管を密閉接続します。
ホースがたるまないように長さを調整し、Sトラップと接続します。

排水ホースはたるまないようにし勾配をつけてください。

最後に手元スイッチを設置します。配線はモールで工夫しながら隠します。 新築時やリフォーム時は電源、アースをキッチン内部に作り、手元に埋め込みスイッチを連動させます。

設置終了です。
各接続箇所の水圧テストを実施して漏水を入念に点検してください。
取扱い説明は丁寧に行ってください。
モデルにより粉砕時間や耐久性、処理できる生ゴミに大きく差異があります。
これでディスポーザーの設置工事は完了です!
※電源配線例が必要な場合はご相談ください。
サービスマン施工所要時間目安 (シングルトラップ、観音扉での例) |
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分譲マンション | 80分(上記施工例) |
一般戸建 | 90分 |
コーポ等集合住宅 | 60分 |
引戸式キッチン | 120分(引戸の加工時間除く) |
※Wシンク、オーバーフローに関しましては上記時間目安にプラス20~30分となります。
※ご自身での設置は後日の水漏れ等が多く見られます。各締付箇所の充分な水漏れの点検を実施してください。
※ご使用方法によりメンテナンスの発生率が左右されます。必ず取扱説明書をお読みください。
電源配線について
電源配線のイメージ


※ディスポーザー専用の100V、15Aの回路を設置してください。(アース線はガス管に接続しないようにお願いします。)
工事はプロにお任せください!
最近、ご自身で設置した結果、1年も経たないうちに不良を起こしているケースに多く遭遇します。施工内容はキッチンの形によっても大きく変わります。
ディスポーザー.COMのサービスマンは、お客様一人一人にあった施工方法を考え、ディスポーザーをより長くご利用できるような施工をしております。
ディスポーザーを長く快適にご使用いただくために、施工工事はプロにお任せください。
お客様のお声 ~ 埼玉県 男性 53歳 ~

元々、日曜大工が趣味で自分でマニュアルを見て施工しました。足りない工具は近くのホームセンターで揃えて取り組みました。
(今考えてみると工具代をあわせたら、工事付きで注文した方がお得でしたね…。)
結果、1日かけてなんとか取り付けが完了しました。
…しかし使ってから1年ほど経った頃、大掃除の際にディスポーザーの接続箇所から微量な水漏れを見つけてしまいました。締め付けが弱く、段々緩んできたのだろうと説明されました。
気付かずにずっと使っていたため、腐食まで始まっていてショックでした。あれだけ慎重に水漏れチェックをしたのに…。
.COMに問い合わせたところ、即日、来てくれたので助かりました。ある程度補修していただき、きれいにはなりましたがせっかくリフォームしたキッチンが残念…。
番外編:米国のディスポーザー事情
アメリカのDIY文化
米国は元来移民の国で家のメンテナンスなど、自分の事は自分でやらなければならない事情がありました。それゆえDIY(ドゥ・イット・ユアセルフ)文化が形成されました。
住宅がメンテナンスしやすいよう統一されているだけでなく、どの家も大きな倉庫や地下室に大体の補修パーツや日本の職人並みの工具が取り揃えられています。
日本ではビルトイン食洗機やエアコン、ディスポーザー、そして車のメンテナンスや簡単な修理でも業者に依頼しますが、米国ではほぼ自分で修理も行ってしまいます。
便器の丸ごと交換、配管の組みなおしも自分でやるお国柄。水洗トイレの丸ごと交換に比べたらディスポーザーの交換は容易ですね。
また米国の場合、プロに修理依頼しても素人が作業しても仕上がりがほとんど変わらないことが多いのです。
みなさんもアメリカのTVドラマなんかで車や家を自分で簡単に修理しているシーンを見て、こんな故障も自分でやるんだ!と驚いたことはありませんか?

上記写真は米国での一般的なダブル・キッチンで、排水口径はディスポーザーの規格と同じ115φです。
日本とは違い、ディスポーザーを設置する為にシンク・アダプターも必要ありません。
露出している配水管の太さも38φで統一され、配水管同士の接続も回転ナットの締め付けだけで済んでしまいます。
日本では蛇腹ホースや、塩ビ管、排水口径も複数あり、キッチンメーカーや住宅メーカーによっても違います。
米国では誰でもメンテナンスができるようパズルの組み合わせ同様、ディスポーザーが設置できるだけでなく、配水管を取り外してのメンテナンスも容易に行えます。
またディスポーザーの電源用の差込コンセントも用意されています。
つまり、米国のキッチンはディスポーザーの知識や設置経験が無くても、道具さえあれば比較的容易に設置が可能な仕様になっています。日本との大きな違いです。